ジェフユナイテッド市原?千葉(以下ジェフ)のホームスタジアム『フクダ電子アリーナ』のすぐ近く、ユナイテッドパーク內にあるクラブハウスにケアルームはあります。チームに所屬されている4人のトレーナーを代表して、阿久井陽輔トレーナーにお話を伺いました。
阿久井陽輔トレーナー
「小學校の頃に近所の公園にサッカーを教えに來てくれていた方が鹿島アントラーズのトレーナーの方でした。全然知らなかったのですが、Jリーグをテレビで見ていたらその方がベンチに居て、選手が怪我をすると走っていく姿を見て『かっこいいな』と思い、そのときにトレーナーという職業を知りました。サッカーに攜わる仕事、ワールドカップに攜わる仕事がしたいと思い、トレーナーの道を選びました」
とお話される、トレーナー歴10年目の阿久井トレーナー。東京メディカル?スポーツ専門學校の鍼灸科をご卒業された後すぐにジェフと契約されました。
治療機器が充実したケアルーム
?7:30から準備を始め、8:00頃から朝食後の選手に順次ケアを開始(テーピング含む)。ケアとテーピングを4人で分擔し、10時の練習開始までに並行して行います。他のチームと比べて、練習前後のケアが充実しているチームだと思います。治療機器が揃っているからということもあるかもしれませんね?
治療ベッド4臺、その間にセダンテネオ(低周波?干渉波組み合わせ治療器)2臺とアステオ(SSP複合治療器)が設置されています。その他にもラジオ波、超音波治療器、レーザー治療器などの治療機器が取揃えられています。
低周波?干渉波組合せ治療器「セダンテ ネオ」
使用風景
弊社の治療機器の活用方法を教えていただきました。
?治療でももちろん使用していますが、怪我の予防、コンディショニングで使う選手が一番多いです。練習前に電気(干渉波)をかけて、トレーナーが軽く觸って(超音波やラジオ波を使用することもある)から練習に入る。ひとつ前の機種の(セダンテ)クリオスに比べると、選手も刺激の感じ方が気持ち良いと言っているし、僕ら自身も電気かける前後で觸ると緩んでいる感じがあるので、良い治療機器だと思います?
練習前のコンディショニングと練習後の疲労回復のため、次の日に良い狀態で練習に臨めるよう干渉波治療器で筋肉をほぐしてから帰る選手も多いそうです。
ハイボルテージ?微弱電流治療器
「HVMCデルタ」使用風景
弊社の治療機器を多く導入いただいていますが、どの治療機器を一番活用いただいていますか?
?HVMCデルタですね。パッドタイプなのでアイシングしながら微弱電流をかけられるので重寶しています。たとえばベッドでセダンテネオの干渉波をかけながら足首を捻った選手に微弱電流でケアをしたりしています?
HVMCデルタはカートに乗っているので、どの治療ベッドでも使用できるため使いやすいそうです。
左から秋吉トレーナー、中尾トレーナー、阿久井トレーナー、山本チーフトレーナー
「選手にはコンディションに係わるすべての項目、栄養や睡眠も含めて指導しています。不摂生をしてパフォーマンスが悪くなった選手は試合のメンバーから外れてしまうので、最近は意識が高い選手が多いです。選手は24時間職業としてやっているものなので、自宅でのケアもきちんとやるように指導しています。試合のために良いパフォーマンスを出したいなら、家でもきちんとケアを実施しなさいと話をしています」
トレーナー自身が手をかけてあげるだけが仕事ではなく、選手が自己管理できるように指導されているそうです。また阿久井トレーナーが師事した先生の言葉「人のために盡くす」をいつも胸に「選手のために盡くすこと。夜中に電話がかかってくることもあります。選手も24時間プロサッカー選手であるのと同様にトレーナーも24時間トレーナーであると思い、覚悟を持って仕事をしています」
つらいと思う以上にやりがいのあるお仕事だとお話してくださいました。
ケアルームの隣には広々としたトレーニングルームがあります
最後にこの仕事で一番うれしいことをお聞きしました。
「毎週末の試合で真剣勝負している選手たちをサポートするというのがすごいやりがいがある仕事だと思います。勝ってくれたらうれしいし、怪我をした選手が復帰して活躍してくれたらそれもまたうれしい。怪我人が出ると選手にとってもチームにとってもマイナスになることばかりなので、怪我人が出ずに毎試合毎試合勝ってくれることが一番うれしいことです」
チームはJ1 昇格を目指し、選手?コーチ?スタッフ一丸となって進んでおられます。
フクダ電子アリーナ(寫真上)
ポートタワー(寫真下)
千葉市は、千葉県のほぼ中央部にあたり、首都東京まで約40kmの地點にあります。千葉市の地形は、緑豊かな下総臺地の平坦地におおわれ、中でも中央區は、東京灣に接しており、溫暖な気候と肥沃な土地、豊かな緑と水辺など自然環境に大変恵まれています。
千葉市は1984年10月20日に、豊かな緑ときれいな水辺の都市づくりを市民の総力をあげて進めることを誓い、「緑と水辺の都市」とすることを宣言するとともに、1989年2月28日には、世界の恒久平和を願い「平和都市宣言」を行いました。また、政令指定都市(全國12番目)移行の政令が公布された「10月18日」を「市民の日」として制定し、平成8年度から、毎年、各種記念行事を開催しています。