右から 斎藤 朋之 トレーナー、金內 祐介 トレーナー、矢作 智哉 トレーナー、中村 純基 トレーナー
金內 祐介 トレーナー
橫浜FCは神奈川県橫浜市をホームタウンとする日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するプロサッカークラブです。練習場となっている橫浜FC LEOCトレーニングセンター內のクラブハウスにケアルームがあります。チームには5人のトレーナーが所屬されています。最初に、金內祐介トレーナーにお話を伺いました。
元々サッカーをやっていました。高校1年生の冬に怪我をしてからはあまりプレーができなかったので、そういう人の役に立てる方面に進みたいと思いました?;颊撙趣筏奇P治療に通っていたのでまずは鍼灸師の學校へ進みました。2008年に卒業して資格を取り、一般の整骨院で働いていたのですが、やはりもっとスポーツに、特にサッカーに関わりたいと思い、途中で働きながらトレーナー専門學校に通い、卒業した2014年にトレーナーとしての活動を始めました。治療院とトレーナーの派遣の両方を行っていた所で1年半位、大學生のテニス大會のサポート等をさせていただいたのと、エンターテイメント施設でのコンディショニングを擔當させていただきました。2015~16年はトレーナーの専門學校に教員としてお世話になりながら、學生が外部で活動する時に、講師という形で関わらせていただきました。その間2016年の1~6月にはオーストリアのサッカークラブに縁があってインターンとして半年間活動させていただきました。その後2017、2018年にトレーナーの派遣會社の方で、高校サッカーチームのサポートと、店舗でのパーソナルトレーニング、鍼、マッサージの治療をメインにしながら2年間働かせていただきました。そして2019年1月より橫浜FCにてお世話になっております。
渡邉將広チーフトレーナーを中心に5人のトレーナーが在籍しています。5人のうち常勤の3人が鍼灸師、殘りの2人はスポンサーさんから來ていただいている柔道整復師等ですが、基本的には皆が行うことはバックグラウンドで區切ってはいません。
午後からの練習が多いので、スタッフの出勤時間はバラバラなのですが、私の場合は晝前に來て準備をし、選手が晝食を食べに來る頃合いを見て、練習前のケア、テーピング、治療など、選手の対応をしています。二次練習、二次ミーティングがある時は、その直前まで選手対応と、ロッカー等を見回ってちょっと話をしながら、選手に何か変わった様子はないかなど、観察も行っています。うちのチームの場合ですと、トレーナーはコンディショニングについてメインで伝えることが多いのですが、あとはフィジカルコーチからも、気になった選手がいたら聲をかけて、もうちょっとこういう補強をやったらどうだという様に指導をいただいております。
弊社のSSP複合治療器「アステオ」を、練習前後のケアにどのように活用いただいているのかをお伺いしました。
張りが強い時などに中周波、ポンプの刺激で収縮をさせて緩めるようなところで今一番多く使わせていただいております。痛みがあればハイボルテージの方で、練習前後に痛みの緩和に使わせていただいております?!?br />
練習前のマッサージはそれ程多くはないのですが、ちょっと気になるところがあると、選手がアステオを使って、中周波で筋緊張を先に緩めておくことを狙っています。練習前などに選手が大勢來てしまったりすると、どうしても手をかけられないということになりますので、そういう時に電気治療器で筋肉をほぐすだけでも選手は変化を感じてくれますし、「マッサージをお願いします」と來ないで「電気使って良いですか?」と言って來る選手もいます。使い方は分かっている場合が多いので、自分で電極を付けづらい時にサポートしてあげています。
SSP複合治療器 「アステオ」
若手にはできるだけ自分の體のことを自分でちゃんと知って、自分である程度コントロールできるようにして欲しいので、そのサポートが大切です。必要のある時はケアをしていくのですが、まずはセルフケアですとか、自分で機器を使えるように教えて、コンディショニングのところも、他のスタッフと協力しながらサポートしております。どちらかというとケアの方はベテラン選手の方に時間を使っています。電気治療器を一番使っている印象が強いのは中堅の選手です。怪我をした後は結構使っている印象ですね。
特に電気刺激が好きな選手は、體のバランスとかそういうことを気にする選手ですので、自分の中で何か今日は違うなと思ったら電気をかけに來ますし、プラスアルファでマッサージも行ったりします。
橫浜FC トレーナーの皆様
橫浜FCの選手に対して、トレーナーの皆さんがいつも心がけていることをお伺いしました。
選手が少しでも良い狀態でプレーして、チームの結果がついてきてくれるように、自分自身、今、チームや選手にどういったサポートが出來るかを、意識して活動していこうと思っています。
そしてやはり選手に怪我がなく、思い切ったプレーが出來る環境を作れるようにしたいというのが一番の思いですね。どうしても怪我をしてしまう選手が出て來てしまった場合には、少しでも早期復帰して、再発がないように細心の注意を払っていく様なサポートを今後もしていきたいと思います。
斎藤 朋之 トレーナー
メディカルトレーナーの斎藤朋之トレーナーに、SSP複合治療器「アステオ」の導入前と導入後の変化について伺いました。
痛みの緩和、除痛をメインに、ハイボルテージなどもかなり使っていますので、こういう機器が増えたというのは単純に助かっています。體に裝著する電極は、主な筋肉には中周波の吸引カップ、足首ですとかカップの裝著しづらい細かい筋肉にはSSP電極を使っていますが、簡単に取り扱えて使い勝手が良いですね。
あとは左右、チャンネルで使い分けができますので、治療の幅も広がったのがありがたいですね。設定のパターンもしっかり作っていただいているので、特にストレスを感じることもなく、選手自身も使い方を教われば自分で使いやすい環境になっています。
それから、刺激をしながらのマッサージができるようになりましたね。例えばマッサージの合間に足の方にだけ通電しながら、上半身、腰部にアプローチして、それが終わったら、ある程度の時間10~15分電気を流して筋を緩めた後にケアをする、というようなことがやりやすくなりました。大分、選手も機器に馴染んできましたので、自分で必要だと思う選手はよく來ます。アステオを特に気に入っている中堅の選手は、中周波の電極8個全部を使って、自分で手馴れた感じで裝著していますので、扱いやすいと思います。
斎藤トレーナーに今のチームの狀況について伺いました。(2019年10月末時點)
高校生から50オーバーの選手がいるチームですので、この年齢幅の中では良い意味での競爭意識が芽生えていると思います。上の人間は生きた教材として、松井選手をはじめ元日本代表を務めていた選手が5~6人いますので、若い選手には良い刺激になっていると思います。一方で三浦選手に言わせると、若い選手のパワーを感じながら、その選手たちに負けないように、若い選手の良い所は取り入れようと取り組んでいますので、うちのチームは上の人間が高圧的に抑えてというのではなく、力が融合されて、それが2018年から19年は良い形で結果につながっているのだと思います。
あとは例年に比べると、年間を通して怪我人が大分少なく、終盤になってから離脫者がほとんどいない、皆が爭える、選考されるところにいられるという狀況を作れたのは、アステオをはじめとする機器を使っていることも貢獻していると思いますよ。私もある程度長年やっていますが、この時期(10月末)にこういう狀況はなかなかなく、だいたい何人かは長期の怪我だとかリハビリというのが例年ありますが、そういうことが今年はすごく少ないと感じています。本當にありがたいことです。
橫浜FC LEOCトレーニングセンター
神奈川県橫浜市保土ケ區川島町522-3
三ツ沢スタジアム
橫浜FCは2019年、自力での13年ぶりJ1復帰を見事に決められました。
これからも株式會社日本メディックスは、橫浜FCを応援してまいります。